光塾の指導ノート(大学受験勉強法)
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「勉強は量より質」という主張について
CIMG7310_2(変換後)


量から質へ その1



「勉強は量より質」なのか?

よく、「勉強は量より質だ」という主張をよく聞くよね。
ちょっとこの言葉の意味を考えてみようか。

ここで次のような仮説を立てる。

勉強の効果=勉強の量×勉強の質

というもの。
量×質で、勉強の効果が測れるとしよう。


確かに、1の質の勉強を10時間行うよりも、遥かに10の質の勉強を1時間だけ行った方が、効率的だし、精神衛生上も圧倒的に優れていることもわかる。

僕は「量より質」という主張について、反対の立場を示しはしない。
この点については大いに同意しようと思う。


質はどのように生まれるのか?

だけど忘れちゃいけない問題がある。
いったいどうやって質の高い学習を行えばよいのだろうか?

学習量を確保することについては、Howはすぐに浮かぶだろう。
早起きする、細切れの時間に勉強する、電車の中で単語帳を開く、睡眠時間を減らす等々。
質を問題にしなければ、「量」を増やすことはさほど難しくないはずだ。
少なくとも、方法は浮かぶし、何をやっていいかは明確だと思う。


しかしながら、一方で、質の高い勉強についてはどうだろう。
つまり、質の高い勉強はどのようにして可能になるのだろうか?


量を生むなら(勉強時間を増やす)。


これはOK。


じゃあ、


質を生むなら(      )。




この(  )には一体何が入るのだろうか?
質を高める方法は、量ほど単純ではないことがわかってもらえただろうか。


今回のまとめ

エライ人「勉強は量より質だ!」

受験生「よーし、量より質だ!質の高い勉強をするぞー!」


・・・



受験生「……で、質の高い勉強ってどうやってやるの?」



以上の往々にして起こりがちな例からわかるように、「質の高い学習」というものは、ややマジックワードのように使われていると思う。

「効率よくやる」というのもそのマジックワードのひとつだ。
効率というものは、効果をコスト(主に時間)で割ったものだから、基本的には量を減らして質を増やすという主張に他ならない。

一体、「質を高める」だとか、「効率よくやる」というのは、どのようにして可能になるのか。

今までマジックワードとされてきた、「勉強の質」についてのHowを、僕の視点から明らかにしてみたいと思います。



プロフィール

光塾

Author:光塾
東京大学大学院教育学研究科にて「学習法略」の研究をしています。

「効果的な学習法は人によって異なる」。この当たり前の事実に、どれだけの人が気づいているでしょうか。

受験業界においては、「勉強法」というものは「法則」というにはあまりにも根拠に乏しく、個別具体的な「俺のやり方」に過ぎないことが多々あるように思われます。

そこで、戦国時代の如く統一されず、受験生を混乱の渦中に陥れている個別具体的な「俺のやり方」の乱立に対し、科学のメスを入れ、「自分に合った学習方略」の発見・選択の助けを行いたいと思っています。

つまり、学習法を科学するのです。

今まで受験業界においては、個別具体的な経験を過度に一般化するに留まり、このような統一的な視点が欠落していたように感じます。

「効果的な学習方略」の選択と、欲しい結果に見合う努力さえあれば、誰でも望む結果に到達することが可能です。

10の努力を100の結果にすると吹聴するような怪しげで奇を衒った方法はここでは紹介していません。

普通にやって、普通に受かる。

そんな方法を、科学的方法論に基づき、解明していきたいと考えています。努力が正しく報われる社会の実現に向けて。



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