光塾の指導ノート(大学受験勉強法)
こちらのサイトでは、一本の筋の通った「学習理論」について説明することを目的としています。 一方、twitterでは、「ヒント」について紹介しています。 大学受験のヒント https://twitter.com/hikari_juku
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古文学習。センター5~6割をウロウロ症候群への処方箋。
古典のお悩み


itかくめい@受験生
@hikari_juku センター試験の古文と漢文の点数が安定しません。30点辺りをうろちょろしています。センターのみの受験なのですが、これからどう勉強して行くべきか、ご指導よろしくお願いします 今漢文は薄いもので句法を、古文は望月の超基礎がためという参考書をやっています。




古典の学習についてのよくあるパターンは以下のようなものではないでしょうか?


受験生
「とりあえず単語は覚えたし、文法(句法)はだいたい完璧だ!
 さてセンター過去問!
 え、文法出ないじゃん…。心情とかわからん…。文章が読めない…。
 え、この人死んでたの…?選択肢見て初めて気づいた…」



このような症状に陥る方は多いのではないでしょうか?
僕の指導経験上、こういった方は非常に多い。

それは古典という科目の特殊性ももちろんですが、
むしろセンター古典の問題形式によるところが大きいと思います。


こういった症状を解消するためにはどうしたらよいのでしょうか?
今日はこの件について考えてみましょう。


目標は、下記の実力があることが前提で、
「1日90分の学習でセンター古典で8割をとる!」です。

まずは古文について考えてみましょう。


0 前提レベルのチェック

次のレベルに達していない場合、下の学習をやっても効果はほとんど出ません。
早急にこの階段までは昇るようにしましょう。

1)単語について

・200語前後の重要単語はひと通り覚え、二つ以上意味がある単語についても重要なものについては言える。

2)文法について

・用言の活用形の識別ができ、覚えるべき動詞はすべて言える。
・助動詞の活用、接続、意味がすべて言える。また、意味の識別もできる。
・主な助詞の接続と意味が言える。
・主な副詞の意味が言える。
・敬語についての理解があり、どの位置にあるどの種類の敬語でも、誰から誰に敬意を示すのかわかる。


以上が文法学習のハイライトです。
ひとつでも自信がない場合、すぐにお手持ちの文法ドリルを完璧にしましょう。
その際、理解系の参考書を導入に利用することをオススメします。
参考書の選定に困るようでしたら、質問をしてください。


1 長文読み込み

1)長文読み込みについて

古典は文法学習がそのハイライトのような気がしてしまうのが受験生の心情でしょう。
しかし、文法問題のための文法知識では、実はあまり点数がとれないようになっています
(この点、英文法→解釈とパラレルです。解釈まで進んだ方はおわかりかと思います)。

普通の受験生はなかなか行わないことですが、文法ドリルで学習した文法をやややさしめの長文問題集で確認するというプロセスを踏むことで、長文が次第に読めるようになります。


2)学習方法

・教材
 古文上達(基礎編) Z会出版

・やり方
 1 普通に解く
 2 本文の品詞分解を行う
 3 その際、文法学習のハイライト(識別系の問題等)については設問で問われなくても文法的意味を考える。
 4 答え等は本文に記述。忘れていた文法はやってきた教材で復習。
 5 文法的に不明な点をなくした本文を1週間以内に5回程度黙読(or音読)。


2 過去問のチェック

本文が苦なく読めそうであれば、過去問研究に入ります。
まだ苦しい、特に主語の補い等でつまずくならば以下の教材を追加します。


3 読むための読む

1)教材
・『富井の古文読解をはじめからていねいに』(東進ブックス)

2)やり方
・本教材記載の通りに学習する。
・なるべく時間をかけず、スピーディに行う。


4 過去問研究

3の学習が済んだらもう一度過去問を解いてみましょう。
ここまでで8割を切らない場合も多いでしょう。
二次も古文を使う場合、ないしはセンターで満点近くがとりたい場合は以下の教材と過去問を利用します。


5 解くための読む

『元井太郎の古文読解が面白いほどわかる本』(中経出版)


この教材は問題を解くための、過去問研究のための視点を与えてくれることでしょう。
これも時間をかけず、視点を身につけたらすぐ過去問で実地訓練を行います。
かなりの力を要求されますので、4までの学習を確実にし、また、他科目に余裕がある場合に取り組みましょう。
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プロフィール

光塾

Author:光塾
東京大学大学院教育学研究科にて「学習法略」の研究をしています。

「効果的な学習法は人によって異なる」。この当たり前の事実に、どれだけの人が気づいているでしょうか。

受験業界においては、「勉強法」というものは「法則」というにはあまりにも根拠に乏しく、個別具体的な「俺のやり方」に過ぎないことが多々あるように思われます。

そこで、戦国時代の如く統一されず、受験生を混乱の渦中に陥れている個別具体的な「俺のやり方」の乱立に対し、科学のメスを入れ、「自分に合った学習方略」の発見・選択の助けを行いたいと思っています。

つまり、学習法を科学するのです。

今まで受験業界においては、個別具体的な経験を過度に一般化するに留まり、このような統一的な視点が欠落していたように感じます。

「効果的な学習方略」の選択と、欲しい結果に見合う努力さえあれば、誰でも望む結果に到達することが可能です。

10の努力を100の結果にすると吹聴するような怪しげで奇を衒った方法はここでは紹介していません。

普通にやって、普通に受かる。

そんな方法を、科学的方法論に基づき、解明していきたいと考えています。努力が正しく報われる社会の実現に向けて。



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